【2020年8月版】資産ポートフォリオ公開③
期待株としてゲーム関連中心に8銘柄保有しています、そのうち4銘柄に触れさせていただきます。
ユニバ―サルエンターテイメント(6425)
あまり聞き馴染みが無いかとおもいます。パチスロ大手&フィリピンでついにオープンした総工費3000億円以上(建物及び構築物2340億円+建設仮勘定824億円、2019年12月期第2四半期報告書P11より)の超巨大カジノリゾート「オカダマニラ」に企業としての命運を懸けているユニバーサルエンターテインメントです。コロナの影響で現在非常に厳しい状況ですが期待しています。
フィリピン国家的プロジェクトで、「マニラ国際空港から近距離のパラニャーケ市の巨大な埋め立て地に、マカオやラスベガス級のワールドクラスのカジノ複合リゾート施設を作るという計画で全部で4つの企業が認可を受け、その内の1社で3番目のオープンかつダントツの最大規模」となります。
ビートHLDGSリミテッド(9399)
こちらもあまり聞き馴染みが無いかとおもいます。複合的な事業を展開するグループ企業であり、主にシンガポール、中国及びその他のアジアの地域において事業を展開しております。A2Pメッセージング・サービス並びにソフトウェア製品及びサービスを提供しています。また、ウェルネス・サービス、ヘルスケア・ウェアラブル端末、センサー、メディカル情報、データ分析を提供し、知的財産権及びその他の権利のライセンシング事業も行っています。最近では、完全子会社である新華ホールディングス(香港)リミテッド(XHHK)の株式の全部を取得し、完全子会社化することを発表しました。
従来からヘルスケア事業、ライセンシング事業及びメッセージング事業を行っており、昨年末からはブロックチェーン技術を適用した暗号メッセンジャーアプリ「Crypto Messenger Wallet(CMWT及び SNS アプリ「Inou」を中核に据えた事業展開を目指しています。ヘルスケア事業やライセンシング事業といった多角的な事業を行っており、今後の成長に期待しています。
ムゲンエステート(3299)
不動産関連を主要事業として展開しておりますが、投資用物件の販売減少が急ブレーキに非常に苦しい決算状況が続いています。
テイクアンドギヴ・ニーズ(4331)
ウェディング事業を手がける当該社ですが、2021年3月期の連結業績予想および配当予想を修正した。上記で配当金を記載しておりますが、先日の発表で年間配当ゼロとなっております。営業利益は120〜150億円の赤字、経常利益は125〜155億円の赤字、連結最終損益は130〜165億円の赤字になる見込みです。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で挙式の延期・キャンセルが多く出ており、こちらも非常に先行き不透明な厳しい予想となっております。
【2020年8月版】資産ポートフォリオ公開②
今回は私が保有している日本株式の25銘柄(8月14日時点)の一部について触れさせていただきたいと思います。残りは次回のブログにて続きます。
先日のブログでもお伝えした通り、日本株式選定背景としては様々な観点でリスク分散するようにしています。
- 高配当株
中長期的に安定した配当金を得るためで、給与+αで毎年収入として得られるのは非常に心強く、多少の株価の下落等があったとしても各社の戦略・財務状況を見ながら保有し続けたいと思っています。この配当金を次の投資資金として投入するスタイルです。
- 中小型株
PER・PBR・財務状況、将来の可能性等を考慮しながら中期的な視点で保有するようにしています。時価総額もそれほど大きくないため、資金が流入すれば大幅に株価上昇が期待できます。
- 石油銘柄株
私自身が石油業界に身を置いている者として、各社の戦略・財務状況についてウォッチするために所有しています。特に足元原油価格が大幅下げになっている状況の中で、今後の原油価格上げによる株価上昇に期待しつつ、保有するようにしています。石油元売り銘柄は結構、配当利回りも良いんです。
- その他
その時の国内外のトレンドに合わせた株式保有を狙っています。
例えば、富士フィルムを所有していますが、コロナのアビガン関連で投資家の期待感上げによる、株価上昇を狙い保有しています。今で言えば、医薬品、テレワーク、保育事業等がコロナの影響で軒並み株価を上げていますね。
それでは、少しずつ私が保有している銘柄に触れていきたいと思います。
まず石油関連株銘柄は下記5つ所有しています。
石油業界に身を置くものとして、他社戦略・財務状況について常にアンテナを張っておくために保有しています。一方で、石油関連銘柄は概して配当利回りもよく、長期保有を意識して購入しています。
次に高配当株銘柄は下記5つ所有しています。
特に、日本たばこ産業は減配もささやかれておりましたが、先日の決算発表で減配方針は示されませんでした。驚異の配当利回り7%超えということで中長期的に保有したい銘柄です。後は、三菱商事と住友商事についても中長期的な安定した事業戦略と高配当金を考慮し保有しています。フージャスHDとJACは高配当かつ中小型株である点を期待して、今後の成長も踏まえての保有となります。
次に中小型銘柄は下記3つ所有しています。
バイク王については皆さんお馴染みかと思いますが、時価総額もそれほど大きくなく現在の株価からすると非常に割安かと思います。バイクの購入から売却までをトータルプロデュースする流通サービス業としておりますが、仕入れ力と販売力をうまく組み合わせた着実な戦略が決算報告からも見て取れます。
ツバキ・ナカシマはあまり馴染みが無いかもしれませんが、軸受け(ベアリング)などに使われる精密ボールが主力で世界シェアの約3割を占めており、鉄製ボールの精度で高い技術力を誇った企業です。こちらも自動車や産業機械業界の販売環境が厳しいこともあり、足元非常に厳しいですが今後の世界経済の回復への期待と中小型株として今後大きな期待ができると想定しています。
NAITOも馴染みがないかと思います。東京都北区に本社を置く機械工具の専門商社です。岡谷鋼機の子会社でありますが、こちらも割安感と将来の期待から保有しています。岡谷鋼機は鉄鋼、情報・電機、産業資材、生活産業の4分野を中心に事業展開する独立系専門商社で、今後も安定した事業が見て取れることから、この割安感のある子会社のNAITOは買いだと判断しています。
【2020年8月版】資産ポートフォリオ公開①
今月から私の資産運用状況を公開させていただき、その情報をもとに皆様に少しでもお役に立ちたいという想いがあります。併せて皆様からもアドバイスを頂きながら、少しずつ良いブログ作りに励んでいきたいと思っています。
私自身40歳前半でのセミリタイアを目指しており、株式・投資信託・ETF・不動産投資を始めました。余剰資金が無い中ですが、素人なりに資産運用を始めています。
1.投資方針
極力リスクを分散させて、お金に働いてもらう運用を考えています。
2.投資運用状況
ざっくり投資運用状況としては800万円辺りを推移しています。
海外インデックス投資は下記のような状況です。コロナ真っただ中の3~5月は苦しみましたが、いずれの商品もプラスに転じている状況です。少なくともこちらについては月10万円の積み立てを継続していこうと思います。
【楽天証券】
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(バンガード)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
【SBI証券】
- SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
日本株については、下記投資をしています。運用額等については別途シェアさせていただければと思います。高配当、期待株、中小型、原油関連等、選定背景も様々ですが、極力リスクを分散する形での投資方針です。
米国株とETF運用状況、また不動産投資に関しても次回アップデートさせていただきます。引き続き、宜しくお願いいたします。
今後の原油情勢について
お久しぶりです。投稿が途切れてしまい、申し訳ございませんでした。
本日は、今後の原油情勢について少し触れていきたいと思っています。
需給では新型コロナウイルス感染拡大に対して経済活動は再開され始めましたが、アメリカでは一部の州でロックダウンの再開、インドは8月末までロックダウンが延長されました。
中国では7月の豪雨と洪水等の影響 で、需要回復が減速しつつあります。OPECは8月から減産数量を2百万BD緩和(増産)するとのことなので、需給は緩む方向に向かっていると言えるかと思います。経済・金融分野では 、引き続きコロナ第2波による世界経済の減速が懸念されていますし、地政学では、米中関係の緊張の高まりや、米とイランの対立もあり予断を許さない状況です。WTI価格は、需要回復の後退懸念と供給過多の懸念により、弱含む方向に変わっておきており、引き続き $40/B を中心に狭い幅の中で推移すると個人的に思っています。
【今後の原油マーケット上昇要因】
需給
金融経済
【今後の原油マーケット下落要因】
需給
金融経済
そんなところが考えられるのかなと思います。
国際エネルギー機関(IEA)によれば、2020年の世界の石油需要見通しとして、2Q のアジア を中心とした需要回復により予測引き上げしているものの、米国とブラジルとサウジ等では、COVID19 新規感染者が増
加していることから、3Q以降の予測を引き下げています。状況によってはさらに需要回復が遅れる可能性がありそうですね。
6月のOPEC+協調減産順守率は108%と目標以上に達成しました。ただし、サウジ、UAE、クウェートの追加減産の貢献度が大きく、前月に引き続きイラク、アンゴラ、ナイジェリア等の未達が目立ったようです。非OPECでは、北米が供給量を大幅に削減した模様です。
【豆知識②】石油業界、石油について
こんにちは。
今日は、国内の石油製品の需要量推移を見てみましょう。
このグラフは、経産省の資源エネルギー統計が出所です。
2018年度は、1995年(約四半世紀前)がピークで、今はその3割強、需要が大きく減退してしまったことがわかります。右肩下がりの傾向が今後も続く見通しです。
なお、この数字は石油製品全般すなわち重油、軽油、灯油、ジェット燃料、ナフサ、ガソリン等燃料油の国内需要推移です。
石油製品需要は極めて厳しい!!
続いてサービスステーションの数も見てみると、同様にピーク時から大きく減少しています。
ハイブリッド車などの高効率で燃費の良い車や、EVの普及、消費者のライフスタイルの変化があるのと、
業界の再編が進んでいることが大きな原因
でしょう。これにより無駄な近くに位置しているサービスステーションとの価格競争が起こらなくなりました。つまり、ガソリン価格が高止まりする一方で、サービスステーションの経営者と石油元売りのマージンが確保される構図となっています。
次に、日本国内の石油製品にかかる税金についてみてみましょう。
石油製品には多くの税金が課せられます。
輸入原油には¥2.8/Lの石油石炭税が、皆さんに身近なガソリンを例に挙げると、¥53.8/Lのガソリン税が、そしてそれら商品には別途消費税が課せられます。つまり、下記の通り、ガソリンの小売価格の約半分が税金であるわけです。
皆さんが購入しているガソリンの価格の半分は税金という中身になっています。
【豆知識①】石油業界、石油について
こんにちは。
今回は、石油業界、石油に関する豆知識をお話しできればと思っています。
まずは、原油確認埋蔵量と可採年数の推移です。
昔から石油は無くなるんじゃないかと、言われてきましたが間違いなく無くなりません。笑
諸説ありますが、確認されている原油の埋蔵量は、採掘技術の向上、進化によりずっと右肩上がりで増加してきています。ここ数年横ばい傾向ですが。
可採年数は埋蔵量をその年の生産量で除した数字です。だいたい50年程度で推移しています。(引用:OGJ誌)
原油の埋蔵量を国別でみると、世界最大の確認埋蔵量はベネズエラであり、長期間1位であったサウジアラビアは2010年以降2位です。また、1960年にイラクの呼びかけでサウジ、クウェート、イラン、ベネズエラの5ヶ国で結成された石油輸出国機構OPECは、70年代の最盛期には原油生産の過半数を占めていました。その後の油田開発生産技術の進歩によって、非OPEC諸国の台頭、幾多の中東紛争を経て4割程度で推移しています。
(引用:OGJ誌)
続いて原油価格について、見てみましょう。まず世界では大きくわけて3つの市場が形成されています。(引用:石油連盟ホームページ)
欧州のICE(インターコンチネンタル取引所)、NYMEX(ニューヨークマーカンタイル取引所)、TOCOM(東京商品取引所)などが挙げられます。
それぞれの主要原油銘柄ですが、
ICE/北海ブレント:北海産原油の欧州市場の基準銘柄
NYMEX/WTI:米国産原油の米国市場の基準銘柄 West Texas Intermediate
TOCOM(東京商品取引所)/ドバイ原油:アジア市場の基準銘柄
となります。これは覚えておいて損はないです!
基本、日本での石油ビジネスを考えるうえでは、ドバイ原油を参考します。
折れ線グラフを見ますと、2000年代に入ってから原油価格は大きく上昇し、更に地政学的なもしくは世界的な経済情勢に大きくされて乱高下してきました。
最近も、新型コロナウイルスの感染拡大に大きく経済活動が停滞し、価格下落が続いていますね。個人的見解ですが、今は原油は底値かと思いますので、これから石油関連株も上昇していくのではないでしょうか。と推測しております。
それではまた。
【決算】石油元売り大手3社 出揃う
こんにちは。
石油元売り大手3社の2020年3月期連結決算が、出光興産の今日の決算発表で出そろいましたね。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で軒並み業績が悪化していて、最終損益が
最大手の JXTGホールディングスは1879億円の赤字
コスモエネルギーホールディングスは281億円の赤字
今年4月に昭和シェル石油と経営統合した出光興産は229億円の赤字
となりました。
急激な原油安により備蓄している在庫原油に評価損が生じ、純損益が3社とも大幅赤字に転落している状況です。
【在庫評価損益の背景】
基本的に石油元売会社は中東産油国を中心に原油を調達し、約3週間〜1ヶ月かけて、VLCCと呼ばれる大型船舶で、プカプカ輸送します。
■国内製品価格:足元の原油価格に連動
■売上原価 :産油国で積んだ地点の価格
を前提とした場合、つまり3月に原油価格が大幅に下落した影響で、各社で大幅に評価損が発生している状況となっています。1ヶ月前に高く買った原油を、足元の原油価格に連動し現在安値で石油製品を売らざるを得ないというイメージです。
つまり、各石油元売は自社努力で黒字にできない状況ということです。ですので、現在原油はなだらかに上昇傾向にあるので、これから逆の在庫原油評価益がプラスになる方向に働くということです。
それにしても出光興産の配当方針は素晴らしいですね。(下記は2019年4月〜2020年3月)
私は、出光興産600株程度所有しているので、600X160=96,000円の臨時収入でした。笑
是非、石油元売の配当にも注目してみてください。